認知のメガネをかけ替えると、職場に何が起きるのか?
「認知のメガネ」をかけ替えると、職場にどんな変化が起きるのでしょうか?
今回も『職場を幸せにする』の本文から抜粋し、著者・小林さん自身の体験を紹介します。
~以下、本文の抜粋です。~
新しいメガネにかけ替えた私は、部下の人生の目的――「部下一人ひとりが本当はどうなりたくて、どんな価値観を大事にしたいのか」――を大切にしながら、一人ひとりと対話を進めていきました。
部下が大切にしたい人生の目的に合わせた、目的論的なマネジメントに切り替えることができたのです。
人は誰でも、自分の大切にしたいことを大切にしてくれる人に好意を抱きます。そして、自分の大切にしたいことを応援してくれるわけですから、上司に対する信頼はより強くなっていきます。
また、ダメ出しの代わりに、自分のできているところ、自分がどれだけチームに貢献しているかを見てくれて、それをフィードバックしてくれるわけですから、部下の「共同体感覚」が強まっていったのです。
ですから、以前の私からダメ出しばかりされて青白い表情をしていた部下が、自己成長に向けて自ら考え行動するようになり、それを私にも報告してくれるようになったのだと思います。
本文P.115より
【メガネを「かけ替える」とは?】
「メガネをかけ替える」とは、モノの見方、考え方を変えるということです。
新しいメガネにかけ替えると、結果的には、自分自身の人格が変わってしまったのではないかと思われるくらいの変化が生まれます。その結果、部下との関係にも大きな変化が現れます。
「人格を変えなさい」と言われると身構えてしまい、難しく捉えてしまいますが、「メガネをかけ替えるだけでいい」と思うと、ずいぶん楽な気持ちで自分自身と向き合えるのではないでしょうか。
職場にもっとも大きな変化をもたらすこと、それは「リーダーが『部下を幸せにする』というメガネをかけること」だと私は思っています。
「メガネ」は、職場マネジメントにおける最重要キーワードなのです。
~以上、本文の抜粋です。~
「人格を変えなさい」と考えると身構えてしまう。
でも、「メガネをかけ替えるだけでいい」と思うと、楽な気持ちで自分自身と向き合える――。
季節の変わり目に、良い意味での“軽いノリ”で、新しい価値観のメガネにかけ替えてみるのもいいかもしれませんね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
※冒頭の写真は下記からお借りしました。いつもありがとうございます!
『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』
(小林嘉男著)
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