うまくなる人は、気乗りのしない方から手をつける
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド43」です。
【メソッド43】
うまくなる人は、
気乗りのしない方から手をつける
~以下、本文から抜粋~
①自分が嫌い・苦手で、気乗りのしないこと
②自分が好き・得意で、気乗りすること
重要度が同じ程度の2つの仕事があったとしたら、どちらから手をつけたほうがいいでしょうか? 正解は、①→②の順番です。行動科学の専門用語では、これを「プレマックの原理」と呼んでいます。
うまくなる人は、この原理に基づいて行動しているのです。
子どもの頃、「嫌いなピーマンを食べたら好きなハンバーグを食べてもいい」と言われたら、嫌いなものも口にできた――これはまさにプレマックの原理です。つまり、嫌い・苦手な行動のすぐあとに好き・得意な行動を置くことで、好き・得意な行動がごほうびとなるわけです。
重要度が同じ程度の仕事がいくつかあるときは、嫌い・苦手な仕事から手をつけていきましょう。その上で、好き・得意な仕事、その次は再び嫌い・苦手な仕事……と交互に組み立て、仕事の終わりは好き・得意な仕事で終えるのがベストです。
<よくやる間違い>
1日の最後に嫌い・苦手なものに手をつけている
嫌い・苦手なものから始めるのと同様に、好き・得意なもので1日を終わることもとても重要です。人間は、1日の終盤の記憶が残りやすいため、1日の最後を「つまらなかった」で終えるか、「楽しかった」で終えるかで、次回の行動に大きな影響を及ぼします。苦手なものを後回しにして、1日の最後にやっていませんか?
~以上、本文から抜粋~
毎日を楽しく終えるための一工夫をしたいですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ