うまくなる人は、ぎりぎりまで準備している
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド51」です。
【メソッド51】
うまくなる人は、
ぎりぎりまで準備している
~以下、本文から抜粋~
うまくなる人は、本番直前まで「成功確率を高めるために少しでも出来ることをやろう」と考え、準備します。万が一の場合のことまで考えるのです。
南米チリのアタカマ砂漠で行なわれた砂漠マラソンを完走した友人がいます。アタカマ砂漠は世界で最も降水量の少ない地域として知られ、何百年も大降りの雨は降っていませんでした。ところが、その人は「もしも雨が降ったら……」と想像し、できる限り軽くしたいリュックの中に雨具を入れておいたのです。すると、レース中に、何百年に1 度のことが起こりました。大雨が降ったのです。参加者のうち、その人と彼の仲間だけが、雨を防ぐことができたのです。
うまくなる人は、本番が始まる前までは、周りが「そこまで気にしなくてもいいのでは?」と思うほど周到な準備をします。そして、本番が始まった瞬間、一気に楽観的になります。絶対成功できると信じて、ゴールに向かうのです。「本番直前までは心配性で、始まったら楽観的に」が、成功の秘けつなのです。
<よくやる間違い>
本番前までは楽観的、本番が始まってからは心配性
本番前までは「なるようにしかならないし」と楽観的なのですが、本番が始まると急に「どうしよう、うまくいくかな」と心配性になってしまう人がいます。順序が逆です。本番中に準備はできません。「あとはやるだけ」という状況になります。準備は、本番前までに終えておくようにしましょう。
~以上、本文から抜粋~
「まだ時間はある」と思い、良い結果につながる行動を少しでも積み重ねたいですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ