うまくなる人は、最初から「無理だ」と決めつけない
自己成長を続けていくためには、自己効力感、つまり「自分には出来るんじゃないか」と思える感覚がまず必要です。そして、途中で訪れる困難や失敗を乗り越え、進んでいく行動力も必要です。
とはいえ、実際には、どんな心の整え方や行動のしかたが必要なのでしょうか?
精神力や気合に頼るのではなく、実践的な「技術」を教えてくれるのが、行動科学マネジメント研究所所長の石田淳先生です。
著書『図解 うまくなる技術』では、自己成長に必要な「52のメソッド」を紹介しています。
このブログでは、52のメソッドを1つずつ紹介していきます。
今回は、「メソッドその1」です。
【メソッド1】
うまくなる人は、最初から
「無理だ」と決めつけない
~以下、本文から抜粋~
「自分には才能がない」「今からでは時間が足りなすぎる」「始めるには歳をとりすぎている」「経験がないのにうまくなれるワケがない」「他にうまい人がいっぱいいる」「歳をとるほど下手になっていく」……。
世の中には、“うまくなれない理由”がたくさん転がっています。
けれども、はっきり言います。それらはすべて雑音です。
うまくなる人は、物事を初めから決めつけません。雑音に耳を傾けません。自分のうまくなりたいものがあったら、「どうすればうまくなれるだろうか?」ということだけを考えて日々練習しています。なぜなら、人間には無限の可能性があることを知っているからです。実際にやってみる前から「無理」と決めるなんて、とてももったいないことなのです。
行動科学では、「正しい行動を楽しく続ければ、人は必ず成長できる」と考えています。「うまくなる技術」を使えば、誰もが、今日から、どんなことでも、うまくなることが可能です。
<よくやる間違い>“食わず嫌い”でトライしない
得意分野と苦手分野が、人によってある程度存在することは否定しません。けれど、実際に行動する前に「自分は苦手だ」と決めつけている人が多過ぎます。「うまくなる技術」を駆使して、正しいやり方で楽しく取り組めば、「実はそれほど苦手ではなかった」という可能性があります。始める前に得手不得手を判断しないようにしましょう。
~以上、本文から抜粋~
いかがでしたでしょうか?
“うまくなれない理由”はたくさんあります。でも、それには耳を傾けず、「どうすればうまくなれるか?」に意識を集中して行動することが大事なのですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
『図解 うまくなる技術 ~行動科学を使った自己成長の教科書~』
(発行:まる出版/発売:サンクチュアリ出版)
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。
著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ