私のメガネをかけ替えてくれた感動書籍
『職場を幸せにするメガネ』の著者である小林嘉男さんが、自分が今までに読んだ本の中でとくに感動し、影響を与えてくれた本として挙げたのが、次の7冊です。『職場を幸せにするメガネ』の本文から抜粋する形でお伝えします。
~以下、本文より抜粋です。~
『戦わない経営』
(浜口隆則/かんき出版)
<アマゾンでは下記で紹介されています>
著者の浜口隆則さんは、数千という起業家の現実を見てきた「起業の専門家」。
本文でも述べたとおり、私がマネジメントの壁にぶつかり、もがき苦しんでいたときに、どん底から浮上するきっかけを与えてくれた恩書でもあります。
本書は、読む人を温かい気持ちにしてくれます。ビジネスポエムとでも言いたくなるぐらい、著者である浜口さんの経営に対する愛が込められた本になっています。あっという間に読めますが、書かれていることは本質的であり、自身のマネジメントに照らし合わせながら、じっくり味わっていただきたい一冊です。
『成功するのに目標はいらない!
――人生を劇的に変える「自分軸」の見つけ方』
(平本相武/こう書房)
<アマゾンでは下記で紹介されています>
著者の平本相武(あきお)さんは、アメリカの大学院でアドラー心理学を学んだ日本を代表するアドラー派のコーチ、カウンセラーで、私のコーチングの師匠でもあります。
本書の「人は、ビジョンと価値観に基づいた『自分軸』を大切にして生きるべきである」「誰もが『人生の主人公』として生きることができる」というメッセージが、私のメガネをかけ替えてくれました。
また、ビジョン志向の強かった私が「価値観も非常に大切」ということを学んだ本でした。
「ビジョン型」と「価値観型」の傾向を知るチェックテストは、私たちに多くの気づきを与えてくれます。
『なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか
――人間の出会いが生み出す「最高のアート」』
(田坂広志/PHP研究所)
<アマゾンでは下記で紹介されています>
著者は、シンクタンク・ソフィアバンク代表の田坂広志さん。田坂広志さんは、私のメンター的存在でもあります。マネジメントの仕事に就く前から、キャリアを形成していく上で多大な影響を受けた著者でもあります。ということもあって、どの本を推奨するか迷いましたが、マネージャー向けに最もふさわしいと思う一冊を選びました。
田坂さんは、マネジメントの道は、「重荷」であると言います。なぜなら部下の人生に責任を持つことになるから。にもかかわらず、なぜ私たちは、マネジメントの道を歩むのでしょうか? それは、一人の人間として成長できるからだと田坂さんは主張します。では、人間としての成長とは何なのか、詳しくは本書をお読みください。
『メンタリング・マネジメント――共感と信頼の人材育成術』
(福島正伸/ダイヤモンド社)
<アマゾンでは下記で紹介されています>
著者の福島正伸さんは、ドリプラ(ドリームプラン・プレゼンテーション)の主催者であり、「夢しか実現しない」をモットーに掲げる人気経営コンサルタント。
本書も私がマネジメントの壁にぶつかり苦しかったときに、光を与えてくれた恩書の一冊です。
部下は上司の鏡。部下を見れば上司がどんなマネジメントをしているかわかると言います。
当時自分のマネジメントスタイルについて悩んでいた私は、本書からマネージャーとして大切にすべき3つのことを学びました。その3つとは「見本」「信頼」「支援」。詳しくは本書で確認ください。
『上司の心理学――部下の心をつかみ、能力を高める』
(衛藤信之/ダイヤモンド社)
<アマゾンでは下記で紹介されています>
著者の衛藤信之さんは、日本メンタルヘルス協会代表を務める心理カウンセラー。多数の企業で顧問を務めるなどマネジメントにも精通した人気心理カウンセラーです。
本書は、心理学の視点から、マネジメントに求められるリーダーシップについて丁寧に解説してくれています。もはや部下は、理屈や権威では動かない。あんな上司になりたいと尊敬できる上司、あの人のためならと思える上司の魅力で動くのだと。本書もまた、鬼、冷徹人間と言われていた私のメガネをかけ替えるきっかけになった本の一つです。
『新訂 いい会社をつくりましょう』
(塚越寛/文屋・サンクチュアリ出版)
<アマゾンでは下記で紹介されています>
「かんてんぱぱ」ブランドで知られる伊那食品工業株式会社代表取締役会長・塚越寛氏の経営理念を、わかりやすくまとめた一冊です。
会社の目的は、社員の幸福な理想郷づくりと言い切る塚越さん。
『戦わない経営』の著者、浜口さんの「社長は幸せの専門家」と相通ずるものがあります。同じようなタイミングで、このような素晴らしい経営理念に出合えたことが、私の今のマネジメントにつながっているのだと思います。本書のタイトルは、「いい会社をつくりましょう〜たくましく そして やさしく〜」という伊那食品工業の社是でもあります。いい会社、そして、幸せな職場をつくりましょう。それが私の願いでもあります。
『コーチングのプロが教える 決断の法則「これをやる!」』
(鈴木義幸/講談社)
<アマゾンでは下記で紹介されています>
著者は、株式会社コーチ・エィ取締役社長の鈴木義幸さん。日本にコーチングを持ち込んだとされるコーチ・トゥエンティワンの設立に参画され、コーチングの普及に貢献されてこられた方です。
私とコーチングの出合いも、鈴木さんの著書との出合いがスタートでした。本書は、タイトルのとおり、「決めること」の重要性を説いた本です。実は、私が本書を初めて読んだのは、部下から鬼、冷徹と思われ始めた頃なのです。
その頃の私は、「部下を鍛える」と決めていたのですね。決めることはパワフルだけれども、かけるメガネを間違えてしまうとまったく違う結果を招いてしまうこともあります。マネジメントの壁にぶつかり本書を再読し、今度は、「部下を幸せにする」と決めたのです。
~以上、本文からの抜粋です。~
一人ひとりが自分らしく仕事をし、お互いに笑顔で協力し合い、個人としてもチームとしても素晴らしい結果を出し続ける――――そんな職場が、日本中でさらに増えることを願っています。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
※冒頭の写真は下記からお借りしました。いつもありがとうございます!
『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』
(小林嘉男著)
【アマゾンはこちら】
【楽天ブックスはこちら】
http://books.rakuten.co.jp/rb/14097389/
【セブンネットはこちら】
http://7net.omni7.jp/detail/1106643276
【hontoはこちら】