うまくなる人は「技術習得の4段階」を知っている
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド27」です。
【メソッド27】
うまくなる人は「技術習得の4段階」を知っている
~以下、本文から抜粋~
「技術習得の4段階」という考え方を知っていますか? 第1段階は「知らない」、第2段階は「知っているが出来ない」、第3段階は「意識すれば出来る」、第4段階は「意識しなくても出来る」です。技術の習得は、この4つの階段を登っていくのです。
わかりやすく自動車の運転に例えます。
- 第1 段階……「自動車って何? 運転って何?」という状態
- 第2 段階……運転の原理はわかるが運転は出来ない
- 第3 段階……なんとか運転できるが、動きがぎこちない
- 第4 段階……無意識でスムーズに運転できる
第4 段階に到達して初めて「それが出来るようになった」と言えるのです。うまくなる人は、「今の自分に出来ないこと」があったら、第4 段階になれるように反復練習をしています。
あなたのうまくなりたいものに当てはめてみましょう。あなたが抱えている課題は何ですか? それを無意識でスムーズに出来るようになるにはどんな練習が効果的ですか?
<よくやる間違い>
第3段階で練習をやめてしまう
人に教わり、やってみたら出来た――その時点で「出来るようになった」と勘違いして、練習をやめてしまう人がいます。すると、やり方の手順やコツを忘れてしまい、いざという時に出来なくなってしまいます。大事な動きはいちいち思い出さなくても出来るように、体に染みこませるように反復練習をしましょう。
~以上、本文から抜粋~
「無意識でスムーズに行動できる」……このレベルまで到達することが、とても大事なのですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
『図解 うまくなる技術 ~行動科学を使った自己成長の教科書~』
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ