うまくなる人は、行動する時間と振り返る時間を分ける
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド18」です。
【メソッド18】
うまくなる人は、行動する時間と振り返る時間を分ける
~以下、本文から抜粋~
うまくなる人は、“実験”するのが好きです。自分を“実験台”にしてデータをとるのです。
そして、“実験中”はとにかく行動することだけに集中します。午前中見積書を作ると決めたら作る、30 分英語を聞くと決めたら聞く、1 時間楽器を練習すると決めたら練習する……といった具合です。その行動の結果がどうだったかは、その時間の途中では考えません。あとで振り返りの時間を別に設けて、そこで振り返るのです。うまくなる人は、「行動する時間」と「振り返る時間」をしっかり分けているわけです。
また、うまくなる人は、行動ごとに場所や位置を変えたりもしています。例えば、「机に座っているときはひたすら勉強する。休憩は机ではとらず、必ず隣のソファに移動する」あるいは「パソコンの前では企画書に文字を打ち込むだけ。企画自体は歩きながら考える」といった具合です。場所や姿勢を変えるたびに気分がリセットできて、1つ1つの行動への集中度が高くなるのです。
<よくやる間違い>
考えながら行動してしまう
考えながら行動する。一見、素晴らしいことのように思えますが、実際は、考えることにも、行動することにも集中できなくなってしまいます。また、A の行動をして、B の行動をして、再びA の行動に戻って……も、忙しいビジネスパーソンがよくやりがちな間違い。A の行動を完了してからB の行動に移るほうがスムーズです。
~以上、本文から抜粋~
自分を“実験台”にしてデータをとる……自分自身を俯瞰する目も大切なのですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ