うまくなる人は、自分にメリットを与えるのがうまい
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げていきます。
今回は、「メソッドその6」です。
【メソッド6】
うまくなる人は、
自分にメリットを与えるのがうまい
~以下、本文から抜粋~
行動科学マネジメントでは、
- 行動したくなる理由
- 行動
- 行動で得られるメリット
の3つを1セットとし、「人はメリットを感じるから動く」と考えます。
例えば、「疲れを取りたい」(行動したくなる理由)→「伸びをする」(行動)→ 「身体が軽くなる」(行動で得られるメリット)という具合です。つまり、身体が軽くなるというメリットが気持ち良ければ良いほど、人は自然と行動したくなるのです。
うまくなる人は、この基本原則をよくわかっています。例えば、少し気分の乗らない仕事があったとしても、「終わったら大好きなチョコを1つ食べよう」と自分で自分にメリットを作ってしまうのです。これを行動科学用語で 「行動強化」と呼びます。ポイントの「見える化」やごほうび設定)などは、簡単でお金をかけずに自分にメリットを与える方法です。
<よくやる間違い>
楽しむなんて真剣さが足りないと思う
真剣に頑張ろうとするほど「楽しむなんて不真面目だ」と思ってしまう人も多いようです。けれども人は、楽しさ、気持ち良さというメリットを得たくて行動しているのです。「どうすれば常に自分自身を喜ばせることができるか?」に真剣になりましょう。それが、最も本質的で効率の良い方法です。
~以上、本文から抜粋~
いかがでしたでしょうか?
「行動したくなる理由」→「行動」→「行動で得られるメリット」……このサイクルを回せば、人は自然と行動し続けられるということなのですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ