うまくなる人は、「~ねばならない」を「~したい」に変える
「~ねばならない」「~すべきだ」と思いながら頑張っていませんか?
真剣なときほどこういった思いは強くなりがちですが、その頑張り方は、仕事や勉強やスポーツの上達にブレーキをかけてしまいます。
うまくなるための具体的な「行動技術」を教えてくれるのが、行動科学マネジメント研究所所長の石田淳先生です。
このブログでは、石田先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げていきます。
今回は、「メソッドその4」です。
【メソッド4】
うまくなる人は、「~ねばならない」を
「~したい」に変える
~以下、本文から抜粋~
うまくなる人は、「 Have to」を「Want to」に変えるのが上手です。
うまくなるためには、練習(=行動)が必要です。その事実を「練習しなくてはならない」と捉えるか、「練習したい」と捉えるかで、上達スピードや上達レベルが大きく変わってきます。
人間の行動には“司令塔”である脳の特性が大きく関わっています。
あなたの脳は、「あなたの思考=頭の声」よりも「あなたの感情=心の声」に忠実です。「Have to」の前には「嫌だけれど……」という感情が隠れています。
すると脳は感情に忠実に反応し、「ストップしよう!」と身体全体に指令を出します。これが、あなたが練習を続けられなくなる理由です。
逆に 「Want to」の場合、脳は感情に忠実に反応し、「どんどんやろう!」と身体全体に指令を出します。だから、練習を続けられるわけです。
「うまくなる技術」は、「Have to」を「Want to」に変える技術や仕組みです。上手に取り入れて、うまくなっていきましょう。
<よくやる間違い>ストイックに取り組むほど成果が出る
苦しいと感じながらストイックに頑張る――。これも脳科学実験などから誤りであることが明らかになっています。「~ねばならない」「~すべきだ」という気持ちで取り組んでいる人は、脳がその行動をとることを拒否しようとするため、結果が出にくくなります。練習を楽しくするための工夫が大切です。
~以上、本文から抜粋~
いかがでしたでしょうか?
頭で「~ねばならない」「~すべきだ」と思っても、脳がストップ指令をかけてしまう。逆に、「~したい」と感じられる工夫をしながら行動すると、脳がGO指令を出すようになります。では、具体的にはどうすれば良いのか? その方法は、今後の投稿を通じて紹介していきます。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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(発行:まる出版/発売:サンクチュアリ出版)
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ