TVドラマ「嫌われる勇気」が始まる、その前に!
いよいよ1月12日(木)夜10時から、フジテレビ系列でドラマ「嫌われる勇気」が始まりますね。登場人物を刑事に設定したところなども含めて、どんなドラマになっているのか、興味津々です。
http://www.fujitv.co.jp/kira-yu/
さて、アドラー心理学ブームの火付け役となった「嫌われる勇気」のドラマがスタートする前に、アドラーおよびアドラー心理学とは何か、を超ざっくりとですが、記しておきますね。
もしよかったら、ご一読ください。
アルフレッド・アドラー(1870〜1937)は、オーストリアのウイーン郊外で生まれました。精神科医であり、心理学者であり、社会評論家でもありました。彼の提唱した新しい心理学は通称「アドラー心理学」と呼ばれるようになったのです。
ジークムント・フロイト(1856~1939)やカール・グスタフ・ユング(1875~1961)と並び、「心理学の3大巨頭」といわれ、「自己啓発の父」とも称される存在のアドラーですが、その名前はこれまで世に知られていませんでした。2013年末に発売された岸見一郎先生と古賀史健氏の著書『嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え』がベストセラーとなったことで、初めて名前を知った人も多いことでしょう。
無名だった理由には「論文や著作が少なかった」「学派を組織することがなかった」なども挙げられますが、いちばんの理由はアドラー自身が「アドラーという名前など忘れ去られても構わない。この分野で働く人の誰もが、まるでわたしたちと一緒に学んだように行動するときがくるから」と寛容に考えていたからです。
その結果、アドラー心理学は、まるでコンピュータのOSのように、見えない形で多くの思想家の基盤となっています。『人を動かす』『道は開ける』のデール・カーネギー、『7つの習慣』のスティーブン・R・コヴィー、『夜と霧』のヴィクトール・E・フランクルなどに影響を与え、コーチングやNLP(神経言語プログラミング)といったコミュニケーション技術にも大きな影響を与えています。
アドラー心理学では、さまざまな新しい概念が提唱されてきました。
世の中で「劣等感」と呼ばれるものを「器官劣等性、劣等感、劣等コンプレックス」の3つに区別し、「コンプレックスや劣等感は誰にでもある。悪いのは、劣等感を使って問題から逃げようとすることだ」と述べたり……。
「人間の問題はすべて対人関係上の問題である」とし、「自らの資源や使える力をうまく工夫すれば問題は必ず解決できる」としたり……。
「自己啓発の父」の名にふさわしく、アドラーの考えは私たちの心を奮い立たせてくれるものばかりです。
なお、本書『職場を幸せにするメガネ』では、こういったアドラー心理学のさまざまな概念の中から、特に職場マネジメントにおいて大切だと感じている、
①「認知論」
②「共同体感覚」
③「目的論」
④「勇気づけ」
の4つについて取り上げています。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日が皆様にとって良い1日でありますように。
『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』
(小林嘉男著)
【アマゾンはこちら】
【楽天ブックスはこちら】
http://books.rakuten.co.jp/rb/14097389/
【セブンネットはこちら】