うまくなる人は、目標達成したときの喜びを妄想するのが上手
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド49」です。
【メソッド49】
うまくなる人は、
目標達成したときの喜びを妄想するのが上手
~以下、本文から抜粋~
うまくなる人は、「目標を達成したらどんな喜びが待っているだろう」と妄想するのが上手です。五感を駆使して、その喜びを「先に一度味わってしまう」のです。
わかりやすく、フルマラソン完走を目標にしている場合で話をします。フルマラソンの大会で42.195km を走り切り、ゴールテープを切ったときの感動を妄想してみるのです。
このとき大事なのは、
- 目には、「ゴール」の文字と、ゴールタイムの電光掲示板と、拍手で迎えてくれる大勢の人が映っていて……(視覚)。
- 耳には、「がんばったね!」「よくやったね!」という大歓声が聞こえていて……(聴覚)。
- 脚は、パンパンで、汗びっしょり。でも、今まで味わったことのない感動が胸にこみ上げてきて……(触覚)。
- ゴールの先では、豚汁が配られていて……(嗅覚・味覚)。
……といったように、五感をフルに使って妄想することです。
<よくやる間違い>
実際に目標を達成してから喜ぼうと思っている
うまくなる上で大事なのは、「自分を楽しませること」です。「本番で目標達成するまで、喜ぶのはとっておく」という考え方は、残念ながら誤りです。人間は、脳で思い浮かべたことを実現しようとします。ですから、妄想は、いつでもどこでもできて非常に効果的な目標達成の方法なのです。
~以上、本文から抜粋~
うまくなる上で大事なのは、自分を楽しませること。五感を駆使して、その喜びを先に一度味わってしまいましょう。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ