うまくなる人は、1度や2度で簡単に決めつけない
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド47」です。
【メソッド47】
うまくなる人は、
1度や2度で簡単に決めつけない
~以下、本文から抜粋~
1 度か2 度うまくいかなかっただけで「やっぱり自分はダメなんだ」とか「前もそうだったし」とか「やっぱり自分はそういう運命にあるんだ」と考えてしまう人がいます。こういった物事の捉え方を、専門用語で「一般化」と呼びます。
たった1 度や2 度のことで「自分はダメだ」「自分はうまくいかない」と決めつけてしまっては、決して成功にはたどりつけません。なぜなら脳は、あなたがイメージしたとおりのことを実現しようとする器官であるため、あなたの脳が「うまくいかない」ことを実現しようとしてしまうからです。
うまくいかなかった記憶を引っ張り出し、「やっぱり自分はダメなんだ」と思ってしまったら、どうすればいいのでしょうか? 簡単です。うまくいった経験を思い出してみるのです。そして、うまくいかなかった記憶に、うまくいった記憶を上書きすればいいのです。
うまくなる人は、簡単に決めつけません。「自分は出来るはず」と信じ、粘り強く練習して成果をつかみ取っているのです。
<よくやる間違い>
過去にうまくいかなかったことを気にする
うまくなる上で大きな障害になるのは、過去の失敗の記憶です。「カラーバス効果」という心理学用語があります。英語で書くとColor Bath、つまり色を浴びるという意味です。人間の脳は、ある物事を意識すると、その情報を積極的に選んで認識する性質があります。例えば、「赤いものを探そう」と思って街を歩くと、赤い物ばかりが目につくようになります。過去に失敗に意識を向けると、失敗の記憶を強化する情報ばかりが目に飛び込んできます。過去にうまくいったことを思い出す習慣をつけ、「今回もそのようにうまくいく」と意識づけることが大切です。
~以上、本文から抜粋~
「うまくいくためにはどうすれば良いのか?」に意識を向けて行動を積み重ねたいですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ