うまくなる人は、今までの行動にうまくひもづける
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド44」です。
【メソッド44】
うまくなる人は、
今までの行動にうまくひもづける
~以下、本文から抜粋~
今まで馴染みのない行動を習慣化するのは、なかなか難しいものです。例えば、自宅でまったく勉強してこなかった人が、自宅で机に向かって毎日英語の勉強をする。これはなかなか難しいものです。
そこでオススメしたいのが、「今までの行動にひもづける」という方法です。
例えば、「自宅ではまったく勉強したことはないけれど、帰り道にあるカフェで本を読むことはある」という人は、帰り道にカフェに立ち寄って英語の勉強をすると比較的スムーズに定着できます。
あるいは、「今まであまり散歩してこなかったけれど、パン屋さん巡りをするのは好き」という人は、パン屋さんをはしごするコースを散歩するようにすれば散歩を続けられる確率が高まります。
あなたのうまくなりたいものに当てはめて考えてみましょう。通勤・通学の電車やバスに乗る、お風呂に入る……あなたがこれまで自然にとってきた行動と、あなたの練習をひもづける方法はないでしょうか?
<よくやる間違い>
今までの生活行動を大きく変えようとする
早起きが苦手なのに早起きして練習したり、1 時間座り続けているのは難しいのにいきなり1 時間机に向かったりすると、生活スタイルが激変し、失敗します。これは、やる気に満ち、決意が強いときほど犯しがちな間違いです。「今までの行動」という大きな流れに「新しい行動」を乗せていくイメージで行ないましょう。
~以上、本文から抜粋~
あなたは何を始めたいですか? それは今までのどんな行動にひもづけられそうでしょうか?
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ