うまくなる人は、ごほうびとペナルティを設定している
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド33」です。
【メソッド33】
うまくなる人は、
ごほうびとペナルティを設定している
~以下、本文から抜粋~
うまくなる人は、上達のプロセスをゲームのように楽しみます。その1つの方法が、「ごほうびとペナルティの設定」です。
例えば、「週に3回、夕食後に1 時間練習をする。週に3回練習したら、自分にごほうびを与える。もしも3回練習しなかったら、自分にペナルティを与える」といったルールを決めるのです。
行動科学では、ある行動を増やす働きかけをすることを 「行動強化」と呼びますが、自分にごほうびやペナルティを与えることは行動強化の1つなのです。
ごほうびは、「好きなチョコが1つ食べられる」など自分の気持ちがワクワクすれば十分です。お金や手間や時間がかかり過ぎると、続けられなくなってしまいます。一方、ペナルティは、腕立て伏せとか、苦手なものを食べるとか、「それをやるのは嫌だなあ」というものを選びます。ただし、達成不足でペナルティをくらうのが嫌で練習自体が苦痛になってしまうタイプの人もいます。その場合は、ごほうびだけの設定で良いでしょう。
<よくやる間違い>
ストイックに頑張ってしまう
「~ ねばならない」と「Have to」で頑張ろうとしても、なかなか続けられません。脳が、身体が、その行動をとることを拒否してしまうからです。うまくなるためには、自分で自分を乗せる楽しい仕組みを設定すると良いでしょう。自分の気持ちをワクワクさせられるごほうびを考えてみてください。
~以上、本文から抜粋~
自分で自分を乗せる楽しい仕組み、上手に設定したいですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ