うまくなる人は、「やらないこと」も 決めている
このブログでは、行動科学マネジメント研究所所長・石田淳先生の著書『図解 うまくなる技術』で紹介している、自己成長に必要な「52のメソッド」を1つずつ取り上げています。
今回は、「メソッド14」です。
【メソッド14】
うまくなる人は、「やらないこと」も決めている
~以下、本文から抜粋~
“取り組む行動のランキング”を「行動の優先順位」と呼びます。うまくなる人は、どんなときも「成果につながる重要な行動」を見出して、優先的に取り組んでいます。
一方、「行動の優先順位」の対義語である 「行動の劣後順位」は、“取り組まない行動のランキング”です。うまくなる人は、優先順位だけでなく、劣後順位も決めているのです。
あることを上達させたい、でも忙しくて練習時間が全然足りない状況だったとします。1日は24 時間しかありません。練習時間を確保するには、今までの何かを“捨てる”必要があるのです。
今までの生活に目を向けて、
- 思い切ってやめてしまっても困らないことはないか?
- いったん中断しても困らないことはないか?
- やり方を変えても困らないことはないか?
……といった視点で考えてみましょう。思い切ってやめてみても困らないことがあれば、今のあなたが取り組む必要のないことです。
<よくやる間違い>
手一杯なのに新しいことをしようとする
これは「忙しい」が口グセの人がよく犯しがちな間違いです。あれもこれもと手をつけていくと、どれも中途半端になってしまう可能性があります。自分がうまくなりたいものは何か、いつまでにどこまでうまくなりたいか、そのために必要な時間はどれくらいか、そのために“捨てる”ものは何かを考えてみましょう。
~以上、本文から抜粋~
「やること」のランキングである優先順位と、「やらないこと」のランキングである劣後順位。どちらも大切にしたいですね!
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
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【石田淳(いしだ・じゅん)先生プロフィール】
一般社団法人行動科学マネジメント研究所所長。社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事。アメリカの行動分析学会(ABAI)会員。日本行動分析学会会員。日本ペンクラブ会員。株式会社ウィルPMインターナショナル代表取締役社長兼最高経営責任者。
アメリカのビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジして、「行動科学マネジメント」として確立。精神論とは一切関係なく、行動に焦点をあてた科学的で実用的なマネジメント手法が、企業経営者や現場のリーダー層から絶大な支持を集める。
現在、日本全国で講演やセミナーを行ない、ビジネスだけでなく教育、スポーツの現場でも活躍している。これまでに指導してきた企業は1,000社以上、ビジネスパーソンはのべ30,000人以上にのぼる。
趣味はトライアスロン&マラソン。2017年には世界一苛酷なマラソンともいわれるアタカマ砂漠250kmマラソンに挑戦、完走を果たす。著書・監修書に、『まんがで身につく 続ける技術』(あさ出版)、『めんどくさがる自分を動かす技術』『めんどくさがる相手を動かす技術』(共に永岡書店)、『部下の行動が1カ月で変わる!「行動コーチング」の教科書』(日経BP社)、『行動科学で人生がみるみる変わる!「結果」が出る習慣術』(角川マガジンズ)などがある。
株式会社ウィルPMインターナショナルHP
一般社団法人組織行動セーフティマネジメント協会HP
http://behavior-based-safety.org/
石田淳ブログ