職場で共有したい価値を浸透させる仕組みづくり
どんなに素晴らしいミッション、ビジョン、バリューズを作っても、日常の活動に反映されていかなければ意味がありません。どんなに上司が声高にコミュニケーションの重要性を訴えても、実際に上司と部下、部下同士でコミュニケーションが取れなければ何も変わりません。つくったものに命を吹き込む必要があります。
そこで今回も『職場を幸せにするメガネ』の本文から抜粋する形で、その方法についてお伝えします。
~以下、本文より抜粋です。~
実際に私の職場で行われていることを紹介しながら、仕組み化について考えていきます。
私が部長を務める経理部のミッション、ビジョン、バリューズ、行動指針は次のとおりです。
【ミッション】
数知を探求し、すべての関わりある人を最高の結果に導く
【ビジョン】
※チームごと(経理部全体のビジョンはあえて作らず、チームごとに3年後のビジ
ョンとそれを実現するためのアクションプランを作成)
【バリューズ】
「感謝」「寛容」「楽しむ」「Yes, and」「報連相」「スピーディー」「正確」など20の言葉で構成
【行動指針】
頂点を目指せ!
プロのこだわりを持とう!
ただ闇雲に働くな、スマートに行こう!
ミッション、ビジョン、行動指針については、さらにチーム単位、個人単位に具体的に落とし込み、展開しています。
・自分たちのミッションは何なのか?
・3年後のビジョンは?
・それを達成するために何をするか?
・プロとして自分は何にこだわるのか?
・業務効率化のターゲットは?
これらを、チーム単位、個人単位で作成していきます。
そして、チームごとの取り組みについては、四半期ごとに部会で活動状況報告を行い、個人の取り組みについては、チームミーティングで毎月活動状況を共有しています。
ここで大切なのは、チーム単位でも個人単位でも、それぞれ自分たちで目標やアクションを決めるということ。つまり、「自分ごと」にすることです。そして、その進捗確認は、仕組みとしてフォローできるようにしておきます。
それぞれの想いや意志を反映させていくところと、人の意志に頼るのではなく仕組みで回していくところの棲み分けを意識的に行うことです。
そして、私が仕組みとして最も工夫をしているのが、バリューズの浸透です。
私たちは、バリューズではなく、「経理部スタイル」と名づけています。
「経理部スタイル」の浸透のさせ方は、次回の投稿でお話しします。
~以上、本文からの抜粋です。~
メンバー全員が、ミッション、ビジョン、バリューズ「自分ごと」と捉えられるどうか……ここは非常に重要な点ですね。
最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。
今日も、皆様にとって良い1日でありますように。
※冒頭の写真は下記からお借りしました。いつもありがとうございます!
『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』
(小林嘉男著)
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