アドラー心理学を学んで「幸せ職場」をつくりましよう

『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』(小林嘉男著)発行元、まる出版のブログです。

上司から部下への自己開示――どの機会に、何を話すと良いのか?

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『職場を幸せにするメガネ』の著者である小林さんは、「幸せ職場」をつくる上で、重要なステップは次の4つであると考えています。

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ステップ3「お互いを知り、信頼関係を構築する」の段階では、聞き方とともに伝え方も重要です。

今回は伝え方の1つである「自己開示」について見ていきましょう。

 

 

~以下、本文より抜粋です。~

 

相手を理解して、初めて理解される

 

上司が部下に関心を持つのと同時に、上司自身が部下に自己開示していくことも必要です。

 

ただし、ここで心に留めておきたいのは、上司が部下に関心を持つことが先だということです。上司が部下に関心を示さず、一方的に自分のことを話しても、部下はほとんど話を聞かないでしょう。アドラー心理学の影響を受けたとされるスティーブン・R・コヴィー氏のロングセラー『7つの習慣』の第5の習慣にも「理解してから理解される」とあります。相手に理解してもらいたいと思うなら、まず自分が相手を理解しようとすることから始める――これがコミュニケーションの原理原則なのです。

 

上司の自己開示は、「どの機会に、何を話すのか」が重要なポイントです。

 

まずは、どの機会に話すのか、タイミングについてです。

 

最も避けたいのは、部下との1対1の時間に、上司が自分のことを話し続けてしまうことです。部下との貴重な1対1の時間は、可能な限り部下の話を聞く時間にすべきです。

 

部下の話そっちのけで上司がずっと自分のことを話し続けると、部下は

(自分中心な人だなあ……。日頃は部下の幸せが大切とか何とか言っているけど、そんなのは結局ポーズでしかないんだな……)

という気持ちになります。

言行一致は、上司に求められる、とても大切な要素です。

 

では、どのようなタイミングが適しているのでしょうか? 

 

それには、やはり全員がそろう朝礼や部会などの場がいいでしょう。上司が自分の考えを伝えるべきときにはしっかりと伝える、部下の話を聞く時間には集中して聞く。この2つを切り分けたほうがいいからです。

 

 

相手の立場に立って自己開示する

 

次に、何を話すのか、内容についてです。

 

小さい頃から学校でさんざん言われた、

「相手の立場になって考えなさい」

という言葉。

上司となった今こそ、これを実践するときなのです。

 

「部下は今、何に興味関心があり、上司である私がどんなメッセージを発信することが彼らにとって効果があるのだろうか」

と、あくまでも「受け手」にとって意味のあることを発信したいのです。

 

 

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イラスト 森田さやかさん

 

私には、鬼上司時代の苦い経験があります。自分が良かれと思っていることでも、必ずしも部下が同じように受け止めるとは限らないと痛感しています。

 

当時の自分は、誰もが自分と同じように、「仕事がデキるようになりたい」「成長したい」と思っていると信じて疑いませんでした。そのため、部下へのメッセージは、「仕事がデキるようになるために何が必要か?」「成長するために何が必要か?」という、自分にとって意味があることに偏っていたのです。

 

全体ミーティングで毎回のように同じ話をされ、1対1の個別面談でも同じようなことを言われ、さらにダメ出しまでされるのですから、当時の部下はうんざりしていたと思います。にもかかわらず、何度伝えても変化が見えない、反応がない部下に、私は内心イライラしていたのです。そして、「何回言ったらわかるんだ!」「いい加減にしろ!」と心の中で叫んでいました。

 

「何回言ったらわかるんだ!」――この言葉が出たら危険信号です。

 

上司がかけているメガネを、部下に一方的に押しつけている可能性があります。

 

 

~以上、本文からの抜粋です。~

 

いかがだったでしょうか? 

 

「相手の立場になって考える」――シンプルですが、良い人間関係を構築するための原点となる、非常に奥の深い言葉ですね。

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

 

今日も、皆様にとって良い1日でありますように。

 

 

※冒頭の写真は下記からお借りしました。いつもありがとうございます!

https://pixabay.com/

 

 

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(小林嘉男著)

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