アドラー心理学を学んで「幸せ職場」をつくりましよう

『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』(小林嘉男著)発行元、まる出版のブログです。

バリューズ(価値観:在り方、大切にしたいこと)が組織の共同体感覚を強めるカギ

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『職場を幸せにするメガネ』の著者である小林さんは、「組織の共同体感覚を強めていくためのステップ」として、

 

  • ミッション(使命:自分たちの存在意義)
  • ビジョン(展望:将来のなりたい姿)
  • バリューズ(価値観:在り方、大切にしたいこと)
  • 行動指針(行動、活動の拠りどころとなるもの)

 

をつくることの重要性を説いています。

 

maru-pub.hatenablog.com

 

今回は、このうちの3つめ「バリューズ」についての話です。小林さんいわく「『幸せ職場』をつくる上で、とても重要な役割を担っているのがバリューズ」なのだそうです。

 

~以下、本文より抜粋です。~

 

【バリューズを作成する上でのポイント】

 

「企業、組織が大切にしたい価値観」、それがバリューズです。

 

このバリューズに関して、私たちの経理部では「経理部スタイル」という呼称を用いています。

 

私たちの経理部では「経理部スタイル」が職場マネジメントの中心にあります。「幸せ職場」をつくる上で、とても重要な役割を担っているのがバリューズなのです。

 

さまざまな企業の事例を見ると、バリューズをビジョンの中に盛り込んでしまう例も少なくありません。

 

けれども、実際のマネジメントで機能し、職場の仲間にもわかりやすいので、ビジョンの中に含めてしまうのではなく、バリューズを独立して作成したほうがよいでしょう。

 

「ミッション」の回でも例に挙げさせてもらいましたが、好例として再びソフトバンクの内容を紹介しましょう。

 

<ソフトバンクバリュー>

「努力って、楽しい。」

No.1 挑戦 逆算 スピード 執念

 

【バリューズを具体的に浸透させるための仕組み】

 

私が仕組みとして最も工夫をしているのが、バリューズの浸透です。

私たちは、バリューズではなく、「経理部スタイル」と名づけています。

 

経理部スタイルは、「感謝」「寛容」「楽しむ」「Yes, and」「報連相」「スピーディー」「正確」など、全部で20の言葉で構成されています。この言葉は、「自分たちが大事にしたい価値観って何だろう?」とみんなで考え、みんなで出し合い、みんなで選んだものです。

 

20の言葉は、私たちにとって大切なものばかりです。

そして、私は「一日の中で特に大切にしたい言葉を自分自身で毎朝一つ選び、その言葉を胸に仕事を始める」という仕組みをつくったのです。

 

例えば、「今日は一年でいちばん忙しい日だけれど、だからこそ『楽しむ』という価値を忘れずにいよう」と思った人は、「楽しむ」という言葉を選ぶわけです。

 

「バリューズ=経理部スタイル」の浸透活動は、①〜⑥のような仕組みで行っています。

 

20の言葉は、プラスチックのネームケースに入る大きさでラミネート加工し、ネームケースに差し込んで身に着けられる状態で保管しています。

 

そして、毎朝一人ひとりが、その日大切にしたい言葉を選びネームプレートに差し込みます。

 

毎朝の朝礼時間に部員同士でペアを組み、自分の選んだ言葉について対話をする時間を設けています。これによって、バリューズの浸透と部員同士のコミュニケーションの活性化の両方を推進することができるからです。

 

毎月チームごとに最も「経理部スタイル」を体現していたメンバーを「ベスト・オブ・スタイル」として選出し、部会で発表しています。

チーム全員のなかから選出されるわけですから、「幸福の3条件」の「自分はチームに役に立っている実感(他者貢献)」と「自分を選んでくれた同僚に対する感謝(他者信頼)」が高まり、「そんな自分にOKが出せる気持ち(自己受容)」も上昇していくのです。

 

各チームから「ベスト・オブ・スタイル」に選出されたメンバーと私で、「BOSランチ」(「ベスト・オブ・スタイル」を略したBOSと「上司」のBOSSとの掛け言葉)と称してランチを食べることにしています。選出されたメンバーは、もちろん招待です。このランチタイムも、職場の関係の質を上げていくのに効果を発揮しています。

 

経理部では、毎月11日を「感謝の日」に制定しています。これは、2011年3月11日、東日本大震災の翌月から始めたことです。毎月11日は、全員が20の言葉の中から「感謝」を選んで身に着けます。「こうして全員無事に集い、仕事ができることに感謝をしよう。自分の身の回りのことに感謝する気持ちを忘れないようにしよう」という想いを込めて始めた仕組みです。感謝の日の仕組みも、職場の結束力を高める原動力となっています。

 

 

①~③「朝礼」

20の言葉から毎朝一つ選んでネームプレートに差し、朝礼時に自分の選んだ言葉について対話します。

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④~⑤「BOSランチ」

「ベスト・オブ・スタイル」に選出されたメンバーと共にランチ。仕事の話は極力せず、近況などを話します。

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⑥「感謝の日」

東日本大震災の翌月から開始。毎月11日は、経理部の部員全員が20 の言葉の中から「感謝」を選んで身に着けます。

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~以上、本文からの抜粋です。~

 

いかがだったでしょうか?

 

バリューズは、小林さんの部署がもっとも大切にしているものの1つです。ただ単に考えるだけではなく、具体的に浸透させるための仕組みとセットで考え、実行する必要がありますね。

 

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

 

今日も、皆様にとって良い1日でありますように。

 

  

 

『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』

(小林嘉男著)

 

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