【まる出版blog】自分にも、他人にも、ダメ出しせずに生きるには?

『うまくなる技術』『職場を幸せにするメガネ』などの発行元、まる出版のブログです。

ビジネスパーソン300人調査でわかった「職場の悩み」第1位は?

 

f:id:maru-pub:20161212104725j:plain

『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』(小林嘉男さん著)を発行させていただきました、株式会社まる出版です。

 

まる出版では、8月にインターネットリサーチ会社を通じて20代~50代のビジネスパーソン310人(男性155人、女性155人)に「職場で抱えている悩みに関する調査」を行いました。

 

【質問/職場の悩みについて】
「あなたが職場で抱えている悩みを選んでください(複数回答可)」という質問を行った
結果わかったのは、


第1位……「給与や待遇に対する不満」(56.1%)
第2位……「上司、部下、同僚など、対人関係の悩み」(38.4%)
第3位……「会社の将来性に対する不安」(38.1%)

 

でした。待遇や対人関係に不満を感じているビジネスパーソンが多いという結果になりました。

 

f:id:maru-pub:20161226150000p:plain


なお、男女別で見ると、第2位の回答は、男性が「会社の将来性に対する不安」(38.7%)、女性が「上司、部下、同僚など、対人関係の悩み」(43.2%)と分かれました。
f:id:maru-pub:20161226150019j:plain



さらに、年代別で見ると、「給与や待遇に対する不満」はどの年代でもトップでしたが、30代は「会社の将来性に対する不安」、20代、40代、50代は「上司、部下、同僚など、対人関係の悩み」を2位に挙げています。

f:id:maru-pub:20161226150040j:plain


【調査結果を踏まえて】
『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』の著者である小林 嘉男さんは、調査結果を以下のように分析しています。

―――――――――――――――――――――――――――――――――


<現状:「金銭的報酬」だけで満足度を高めるのは難しい時代>


国税庁の調査によると、2015年のサラリーマンの平均年収は、420万円。2014年の415万円よりは上がったものの、10年前の2005年437万円や、ピーク時の1997年467万円と比べると、大幅に減少していることがわかります。


このように、給与などの金銭面で社員の満足度を高めることは難しい状況にある企業が多いのではないでしょうか。

<ならば、どうする?:内発的な動機づけで社員のやる気を喚起する>


では、どうすればいいのでしょうか?人のやる気には、給与やポストなど「外発的な動機」と、楽しさや達成感など「内発的な動機」があると言われています。
調査結果1位であった「給与や待遇に対する不満」は、外発的な動機、2位の「上司、部下、同僚など、対人関係の悩み」は、内発的な動機と言えます。
先に述べた通り、金銭面で社員の満足度を高めることが難しい状況では、内発的な動機づけで社員のやる気を喚起していくことが望ましいでしょう。

<キーワード:アドラーが提唱した「幸福論」とは?>


アドラー心理学の創始者アルフレッド・アドラーが提唱した幸福論を、職場に当てはめて考えると、


(1) 職場にいる自分が好きで
(2) 職場の仲間が信頼できて
(3) 自分は職場に貢献できている


と感じられているとき、社員は幸福感とやる気に満ち溢れている状態だと言えます。
上司、部下、同僚などの対人関係の悩みがなく、職場で安心感を抱ける状態が、職場の生産性に影響を与えていることは、様々な調査で言われていることでもあります。

<具体的アクション:「ありがとう、助かったよ」を添えるだけでいい>


では、どのようにして
(1) 職場にいる自分が好きで
(2) 職場の仲間が信頼できて
(3) 自分は職場に貢献できている
と感じられる状態をつくっていけばいいのでしょうか?


ここでご提案したいのは、「感謝」の気持ちを伝え合うことです。
「ありがとう」の一言でもいいですし、「ありがとう、助かったよ」なら更に効果的だと言えます。


なぜなら、「ありがとう」という感謝の気持ちを示してくれる、職場の上司や同僚に好意が持てるようになり、「ありがとう」と言われることで「貢献感」も上がります。そして、そんな自分のことも「好き」だと思えるようになるからです。
今までやって当たり前と思われていたことでも、「ありがとう」の一言を添える。先ずはご自身から実践してみてはいかがでしょうか。

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――

 

……ということでした。

 

「ありがとう、助かったよ」のひと言、最後に付け加えたいですね。

 

 

ブログを最後まで読んでくださり、本当にありがとうございます。

 

 今年の投稿は、本日をもって最後とさせていただきます。

 

来年が皆様にとって良い年でありますように。

 

どうぞ良い年をお迎えください。

 

 

f:id:maru-pub:20161212104725j:plain

『職場を幸せにするメガネ~アドラーに学ぶ勇気づけのマネジメント~』

(小林嘉男著)

 

【アマゾンはこちら】

https://goo.gl/4kKoFk

 

【楽天ブックスはこちら】

http://books.rakuten.co.jp/rb/14097389/

 

【セブンネットはこちら】

http://7net.omni7.jp/detail/1106643276